【開催報告】ゼロカーボンシティ市民会議

 ご報告が遅くなりましたが6月22日、やちよ自然エネルギー市民協議会主催、やちよ未来エネルギー共催で『ゼロカーボンシティ市民会議』を開催致しました。

リアルで30名、オンラインで20名、計50名の方々にご参加頂きました。中には10代の学生さんも!

 

そして登壇して頂いたのは、東大未来ビジョン研究センター教授であり、IPCC第5次・第6次報告書の執筆もされた、江守正多さんです。

気候危機、地球温暖化…などいうと、難しい言葉が並べられて話が頭に入ってこないという方も多いと思いますが、江守さんのお話しは、とにかく分かりやすかったです。

 

現時点での世界の平均気温は、エルニーニョ現象影響もあり、+1.5℃を超えていることもあるそうです。そしてこの温暖化の原因は、紛れもなく人間の活動がもたらしたものであって、これを疑う余地がないと断言されています。

この先私たちが何もせずにいれば、2100年には最悪のシナリオなるそうです。2100年はずっと先の未来ではなく、今の子供たちがまだ生きている世界です。子供たちの生きる未来が「最悪」となるなんて、想像したくないですよね。

でも今の私達には対策の為の技術も知識ももうすでに持っていて、しかも低コストで出来る。あとはいかにそれをスピーディーに導入していくか。そこに未来はかかっています。

 

江守さんが仰っていた、「石器時代は石がなくなったから終わったのではない」

 

脱炭素の為に、石油を使い果たすのではなく、今ある技術や仕組みに大きく転換する事。そしてそれは決して脱炭素が私たちとって我慢を強いるものではなく、メリットが多くなるのならやらない手はないですし、とてもポジティブに取り組む事が出来ます。国が脱炭素に向けて大きく舵取りをしないのであれば、私たち市民が進めていくべきと思います。

 

私たちに与えられた時間は2030年までのあと5年半。

 

この先の未来良くするも悪くするも、この時代を生きている私たち次第です。

 

やちよ未来エネルギーも市民の皆様と一緒に、楽しみながら今後も脱炭素に取り組んでいきたいと思います!

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